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プロジェクトマネージャーが覚えておくべき「プロジェクト管理」における用語15選!

pm用語

プロジェクトマネージャーとして活動するためには、プロジェクト管理における専門用語を理解しておかなければなりません。とはいえ、プロジェクト管理における専門用語には数えきれないほどの種類がありますので、「どれから覚えればいいの?」となってしまいますよね。

そこでこの記事では、プロジェクトマネージャーが真っ先に覚えておくべき専門用語を15個紹介していきます。

目次

プロジェクト管理でよく使う用語15選

では早速、プロジェクト管理でよく使う用語について詳しく見ていきましょう。

PMO

PMOとは、Project Management Office(プロジェクトマネジメントオフィス)の略称であり、プロジェクト管理を支援する組織または部署のことを指します。PMOは、プロジェクトマネージャーを支援し、プロジェクトの効率的な実行や成果物の品質向上、リスク管理、コミュニケーションなどをサポートする役割を持ちます。

具体的な役割としては以下の様な役割などが挙げられます。

・プロジェクトマネジメントの標準化
・プロジェクトマネジメントにおける人材開発
・プロジェクトマネジメントにおけるPM業務支援

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CMMI

CMMI(Capability Maturity Model Integration)は、ソフトウェア開発やシステムエンジニアリングなどのプロセス改善のためのモデルであり、アメリカのソフトウェアエンジニアリング研究所(SEI)が開発しました。CMMIは、企業がプロセス改善を行い、品質や生産性の向上を図るためのモデルです。CMMIは、以下の3つの主要な構成要素から構成されています。

  1. 成熟度レベル

CMMIは、企業のプロセス改善の成熟度を5つのレベルに分類します。レベル1は未熟、レベル5は最も成熟度が高いことを示しています。各レベルには、そのレベルに到達するために必要なプロセス要素が定義されています。

  1. プロセスエリア

CMMIは、25個のプロセスエリアに分類されます。各プロセスエリアは、特定のプロセス改善のためのベストプラクティスを定義しています。

  1. 能力成熟度プロファイル

能力成熟度プロファイルは、プロセス改善のためのプラクティスの実施状況を評価するために使用されます。能力成熟度プロファイルは、各プロセスエリアで定義されたベストプラクティスの実施度合いを評価します。

CMMIは、企業がプロセス改善に取り組むためのフレームワークを提供するだけでなく、品質や生産性の向上に寄与することができます。また、CMMI認証を取得することで、企業の信頼性や信用性を高めることができます。

WBS

WBSとは、Work Breakdown Structure(作業分解構造)の略称です。プロジェクト管理において、プロジェクトの全体的な目標を達成するために必要な作業を細かく分割し、階層的に整理する方法を指します。WBSは、プロジェクトを管理する上で重要な役割を果たすため、プロジェクト計画や進捗管理、リソース配分などに広く使われています。WBSは、プロジェクトチーム全体が作業の範囲を理解し、目標に向かって一体となって作業を進めることができるようにするために、プロジェクトの初期段階で作成されます。

PMBOK

PMBOKは、プロジェクトマネジメントに関する国際的な標準で、プロジェクトの開始から終了までの5つのプロセス群と10の知識領域を定義しています。PMBOKは、プロジェクトマネジメントに関する共通の言語を提供し、プロセスとプラクティスを標準化することを目的としています。PMBOKは、プロジェクトマネージャー、プロジェクト関連のステークホルダーにとって有用なリソースです。

ビジネスケース

ビジネスケースとは、ある事業計画やプロジェクトの実施によって得られる見込まれる効果やリターンを、事実に基づいて評価・分析したものです。具体的には、投資対効果の分析やコスト・リターン分析などを通じて、プロジェクトの実施の是非や優先度を決定するためのツールとして利用されます。ビジネスケースは、企業戦略やビジョンに基づいて立てられる事業計画の重要な基盤となります。

ガントチャート

ガントチャートとは、プロジェクト管理においてタスクや作業の進捗状況を視覚的に表現するためのグラフです。横軸に時間軸を、縦軸にタスクや作業を配置し、それぞれのタスクの開始日、終了日、進捗状況を表示します。これにより、プロジェクト全体の進捗状況を一目で確認できます。また、各タスクの依存関係を明確にすることができ、スケジュール管理に役立ちます。

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CCPM

CCPM(Critical Chain Project Management)は、プロジェクト管理の手法の一つで、リソース制約に基づいてプロジェクトを計画・実行することにより、プロジェクトの完成を加速する手法です。通常のプロジェクト管理では、タスクの予測時間に余裕を持たせるためにパディングを行うことが一般的ですが、CCPMではタスクの予測時間を短く設定し、リソースの制約に合わせてタスクを割り当てることにより、プロジェクトの完了期間を短縮します。また、CCPMではリソースの負荷を考慮したスケジューリングやバッファ管理を行うことで、プロジェクトの遅延を回避し、リスクを最小限に抑えることができます。

スコープ

スコープとは、プロジェクトが取り組むべき業務内容、成果物、サービス、およびそれらが適用される範囲を定義する概念です。スコープは、プロジェクトの目標達成に必要なタスクや成果物を明確に定義し、プロジェクトチームがプロジェクトを適切に管理するための方向性を提供します。

コンティンジェンシープラン

コンティンジェンシープランは、プロジェクトの実施中に予期せぬ問題が発生した場合に、それに対応するための計画です。具体的には、リスク分析を行い、発生する可能性がある問題や障害を予測し、それに備えることや、問題が発生した場合の対応策やアクションプランを策定し、緊急時の連絡先や手順の明確化などを指します。コンティンジェンシープランは、プロジェクトの成功に欠かせないものであり、定期的な見直しや改善が必要です。

マイルストーン

マイルストーンは、プロジェクト管理において特定の進捗状況や目標の達成を示す重要なポイントです。マイルストーンは、プロジェクトが進行しているかどうかを判断するための目印として使用されます。通常、マイルストーンには期日が設定され、それまでに達成する必要がある特定の目標が定義されます。また、ステークホルダーにプロジェクトの進行状況を報告するためにも使用されます。

EPM

EPMは、Enterprise Performance Management(企業パフォーマンス管理)の略称であり、組織全体の戦略的な目標達成を支援するための経営管理システムです。

EPMは、戦略策定、予算編成、業績評価、リスク管理、報告書作成など、組織の全体最適化を目指す業務プロセスを統合的にサポートします。EPMを導入することで、組織全体の業績を見える化し、戦略的な意思決定に基づいた迅速かつ正確な意思決定を可能にすることができます。

OKR

OKR(Objectives and Key Results)は、ビジネス戦略を実現するための目標設定のフレームワークです。目標を定め、それに対する鍵となる結果を設定し、それを達成するためのアクションプランを策定します。目標は大きなビジョンや戦略的な方向性を表し、鍵となる結果は目標を達成するために測定可能で具体的な成果物や数値目標を表します。OKRは、組織の透明性と責任の所在を明確にすることができるため、ビジネスの成果を促進するための有効なフレームワークです。

ステークホルダー

ステークホルダーは、ある組織、プロジェクト、製品、またはサービスに関係する者のことを指します。ステークホルダーには、顧客、株主、従業員、サプライヤー、地域社会、政府、規制当局、メディア、競合他社などが含まれます。ステークホルダーは、その組織やプロジェクトに影響を及ぼす可能性があり、またその組織やプロジェクトから影響を受ける可能性があります。そのため、ステークホルダーは、その組織やプロジェクトの成功にとって非常に重要な存在であり、そのニーズや関心事を考慮することが重要です。

バッファ

プロジェクト管理において、バッファはリスクマネジメントの一環として使われます。スケジュールバッファと呼ばれることが多く、プロジェクトのスケジュールに余裕を持たせるための時間のことを指します。これは、予期せぬ問題が発生した場合や、タスクの完了に予定よりも長い時間がかかった場合などに、スケジュールの遅れを防ぐために使われます。スケジュールバッファは、プロジェクトのリスクマネジメント計画の一部として、プロジェクトのスケジュールを管理する上で非常に重要な役割を担っています

ボトルネック

ボトルネックは、プロジェクトの進行において、進捗を遅らせたり、品質を低下させたりする、制約や問題のことを指します。たとえば、プロジェクトの一部分でリソースが不足していたり、タスクの依存関係が複雑であったり、プロジェクトメンバーのスキル不足などが原因で、プロジェクトの進捗が遅れたり、品質が低下したりすることがあります。プロジェクトマネージャーは、これらのボトルネックを特定し、効果的な対策を講じることで、プロジェクトの進捗を改善し、品質を確保することが求められます。

まとめ

プロジェクト管理では、日々様々な専門用語が飛び交います。プロジェクトマネージャーは、このような専門用語を駆使しながら業務を遂行する必要がありますので、できるだけたくさんの用語を覚えておきたい所です。とはいえ、専門用語の数がとにかく多いため、「何から覚えればいいの?」となってしまいますよね。そのような方は、今回紹介した最低限覚えておくべき用語をインプットするところから始めてみてください。

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